転職理由の一つでよく耳にする「成長できる環境で働きたい」という言葉。
もしかしたら面接の場で言った経験がある方や、言おうと思っていた方藻いるかもしれません。
ですが、面接官の立場からするとむしろマイナスに移ってしまう可能性があります。
今回は、「成長できる環境」というワードの危険性について解説していきます。
教育制度で成長を目指すのはNG
転職活動では必ずと言っていいほど面接の最後に逆質問があります。
その際に福利厚生の制度、特に研修制度についてお聞きする方もいるかもしれません。
ですが、基本的に面接の場で研修制度について聞くことはお勧めしません。
特に「御社にはどのような研修制度がありますか?」「成長できる環境はありますか?」という質問は避けた方がいいと思います。
この質問は、一見すると成長意欲があり、能動的に学んでいきたいが故の質問に聞こえますが、
実態は成長するための手段は会社に用意してほしい、という丸投げ状態になっており、
矛盾を生じさせてしまっているのです。
「成長できる環境」という言葉にあるのは向上心ではなく、「誰かに正解を教えてほしい」という甘えを含んだマインドになっているのです…
成長は「投資」ではなく「消費」だと思ってはいけない
そもそも会社としては社員の育成を求めていません。
価値の提供を最大化するために、副産物として成長がもたらされるわけであって、
成長を目的として何かをすることはありません。
普段、研修を「受ける」、先輩に「教えてもらう」ということは全て会社から見ればコストの消費になります。
これを当たり前だと考えているマインドであれば、制度が整った環境に入っても能動的に動くことは難しいのではないでしょうか。
特に自分から動かない人はAIの登場によって真っ先に代替されるような形になると思います。
真の成長は「摩擦」と「負荷」の先にしかない
本来の成長とは、「摩擦」と「負荷」の先にしかないのではないでしょうか。
筋トレに例えるとわかりやすいかと思いますが、
筋肉がつく過程は一度筋繊維を壊して、修復する過程で筋肉がつきます。
我々の仕事におけるキャリアの成長も同じだと思っておりまして、
自分の実力を少しだけ超える「責任」を少しだけ背負って、
冷や汗をかきながらでも問題を解決した時にのみ成長するのではないでしょうか。
転職で成長を叶えたいと思い転職した人は、
入社後すぐは環境が変わったことにより、成長している錯覚に陥ります。
ですが、慣れてくるとそもそも自分のキャパを超えた仕事をしないので
結局は成長できる環境じゃなかったと後悔するはずです。
私としては、成長する=背負った責任の重さ×自力で解決した試行回数
でしかなし得ないのではないかと思っています。
「成長させてほしい」を卒業するための3つの転換
少し耳が痛い話が続いたかもしれません。
もし少しでも自分のマインドを変えたいと思っていただけましたら、
具体的に下記の3つをお勧めします。
1.「課題」を探す
成長ができる「環境」を求めるのではなく、今の環境が抱えている「課題」を探してください。
特に、大手企業やすでに土台が整っている企業は課題が見つかりにくいかもしれません。
ですが、課題が多く、混乱している企業こそ解決すべき課題が多く本当に成長できる環境だと思います。
2.成長こそAIを使う
そもそも、成長するためには本当に研修や環境が必要なのでしょうか。
今の時代、「知識」についてはAIの右に出るものはいないと思います。
会社が用意してくれるような知識はAIに質問すれば9割以上は解決してくれるでしょう。
そんな用意された土台を待っているだけの方に真の成長は厳しいのではないかと思います。
本当に成長したい、今の自分はこれが課題だ、とわかっているのであれば
AIを駆使して解決にむけた取り組みを繰り返していくことをお勧めします。
3.スキルは奪うもの
「教えてもらう」という行為は先輩の時間を奪った上で成り立つ行為です。
それを前提として考えている時点で甘えが生じているのです。
他人の時間を奪うのではなく、他人の時間を生み出すために動き、その過程でスキルを盗んでいくことを目指してみましょう。
まとめ:結局は自分次第
成長できる環境は基本的に待っていてもやってきません。
むしろ、自分自身で価値を提供していく過程で勝手に出来上がるものです。
「成長させてください」と会社に頭を下げるのは終わりです、
明日からはバリバリ課題解決に向けて取り組んでください。
結果その過程で振り向けば成長という副産物を叶えられているはずです。
