『理想は北極星、足元は泥道。それでいい。』

将来の目標や自分の理想像がある人にとって、それを叶えるための行動は毎日欠かさず行いたいものだと思います。

ですが、思うように手が動かず、気がついたら1日が終わっていたという日々もあるのではないでしょうか。

副業に限らず、仕事中にもやらないといけないと思っていたことがあるのに気がついたら

時間が過ぎている、そんな日々の経験はあるのではないでしょうか。

私も思うように手が動かない、このままではダメだとわかっているのに

気づいたら時間が過ぎているということが本業でもよくありました。

今回はそんな自分を直視するための方法を解説していきます。

「理想が高い」という言葉の裏にある「恐怖」の正体

将来の目標や、高い志を持つことはとても素敵なことだと思います。

今の自分を変えるために掲げる「理想」

ですが、その理想が自分の足をとめてしまっている、理想と現実のギャップにやる気を失ってしまっている。そんな風に思っている方もいるかもしれません。

ですが、本質は違うのではないかと私は思います。

理想が高いから動けないのではなく、

理想に向かって頑張ったけど届かなかった不恰好な自分を直視することが怖いだけなのではないでしょうか。

理想の基準が高いから動けないのではなく、高い理想を掲げている自分を盾にして、

動かないまま「本気を出せばすごい」という幻想を保つための言い訳にしているのではないでしょうか。

私はそんな時期が本当にありました。

本業でも副業でも、本気でやった結果何も成し遂げられなかったという結果を得ることが怖いため、特に失敗もしないような行動だけを続けて前進はしていないけど

やった気になれるような行動を続けている時期がありました。

理想と現実の「実行効率」

なぜ「志が高い」はずのあなたが、何も成し遂げられないまま一日を終えてしまうのか。

その残酷なメカニズムを、解説していきます。。

1. 「価値」の絶対法則:掛け算の罠

まず、あなたが世の中に生み出す価値 V は、理想の高さ I と実行量 E の掛け算で決まります。

V=I×E

  • V (Value):生み出される価値
  • I (Ideal):理想の高さ(解像度・クオリティの目標)
  • E (Execution):実行量(アウトプットの数・行動)

ここで多くの人が陥るのが**「0の恐怖」**です。

どんなにあなたの理想 I が「100万」という宇宙規模の高さであっても、

実際の手動き E が「0」であれば、算出される価値 V は等しく「0」になります。

一方、泥臭く「10点のクオリティ」でもいいから「10回」手を動かした人間は、10×10=100 の価値を生み出します。 

「完璧な0」は「不格好な1」に、数学的な意味で永遠に勝てないのです。

2. 「起動摩擦」と理想の反比例

次に、なぜ理想が高すぎると行動が止まるのか。それは「起動摩擦」という概念で説明できます。

行動しやすさ∝理想の解像度1​

理想が高いということは、脳内で描いている「完成図」の解像度が4Kや8Kのように極めて高い状態です。

解像度が高いほど、脳はその膨大なデータ量を処理しようとしてオーバーヒートを起こします。

「最高に面白い記事を書こう」と思うと、最初の一文字を書くための「心理的コスト」が跳ね上がります。

これが起動摩擦です。

逆に、「とりあえず文字を打つだけ」と理想の解像度を144p(ドット絵レベル)まで下げれば、脳への負荷は激減し、体は勝手に動き出します。

3. 「理想」を「フィルター」ではなく「ベクトル」に変えよ

理想が高い人は、理想を「自分を検閲するフィルター」として使ってしまっています。

「これは理想に届いていないから、世に出す価値がない」と、生まれたばかりのアウトプットを自分で殺しているのです。

しかし、本来、理想は「進むべき方向(ベクトル)」として使うべきものです。

  • フィルターとしての理想: 行動を止める「壁」になる。
  • ベクトルとしての理想: 行動を促す「北極星」になる。

私たちは本来、「ベクトル」としての理想を掲げていたはずなのに、

いつの間にかその北極星が目の前に現れ、フィルターになってしまっているのです。

AI時代の「アジャイル(俊敏)」な生き方

このフィルター越しで行動を制限していると今の時代では成功することは100%ありません。

これは世の中が異常なスピードで進化しているからです。

ゲームのアプリや、ソフトウェア開発でも「完璧な完成品」をリリースすることはありません。

まずは最小単位(MVP)の状態で世に出し、ユーザーの反応を見ながらアップデート(修正)していくことが当たり前になっている世の中です。

私たちの人生もアジャイル開発であるべきなのです。

バグや失敗が出るのは大前提として、それを随時軌道修正しながら行動していくことが大切なのです。

高すぎる理想を「実効可能な一歩」に分解する3ステップ

では、具体的に高すぎる理想を崩し、

実現可能な一歩に落とし込むための3ステップにする方法を解説していきます。

1.「完成」という言葉を辞書から消す

この世に完成という言葉を消しましょう。

完成してから世の中に出すという発想を変え、今日の行動を進捗として管理していきましょう。

2.「5分クオリティ」を目標にする

そもそも行動を始めることがハードルの高い目標です。

そんな中で少しハードルが高い目標を設定するとすれば、5分でできる最悪のクオリティを目標にしてください。

ここで大切なことはハードルを地面まで下げてしまうことです。

私のようにブログを書くことを目標にしている方であれば、

一記事書くこと、ではなく1行書く、それでもハードルが高ければ「PCを開く」この目標で全く問題ないと思います。

3.審美眼をフィードバックに転用する

しかし、クオリティが低いものをアウトプットすることに抵抗感や恐怖を覚える方もいるかもしれません。

そんな時は自分の審美眼をフィードバックに転用することをお勧めします。

自分の作った粗末なものを見て絶望するのではなく、

「どこを修正すれば理想に0.1ミリ近づくのか」という分析データとして扱ってください。

まとめ:北極星を見ながら、泥道を歩け

これまで色々と解説してきましたが、

今回の趣旨は理想を捨てろということではありません。

大きな理想を掲げ、北極星を目指してください。

ですが、それをうごかない言い訳にしてはいけません。

大きな理想、未来を掲げながら今日の泥に塗れた一歩を踏み出していきましょう。

この一歩を続けた先にいる未来の自分は絶対にそんな自分を笑いません。

むしろ感謝しかしないでしょう。

そう信じて今日も進んでいくだけなのです。

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