あなたの身の回りには尊敬できる人はいますか?
仕事やプライベートでも自分の指針となるような人、理想像と近しい人、
そんな人を尊敬してついていきたいと思うのは至極当然のことだと思います。
ですが、私の周りにはそんな人はいません。
私が心の底から尊敬し、この人のようになりたい、
この人についていきたいと本気で思えるような人に出会ったことがありません。
おそらく、私がこれまで生きてきた人生の幅が狭すぎるあまり、
繋がりを持つことができる人も限られてしまっていることが原因だと思っています。
だから私は、そんな人に出会えるようにするためにまずは私が私の尊敬できるような人になろう、と誓って見ました。
今回は尊敬できる人になるために意識するポイントを解説していきます。
「尊敬できる人がいない」は、あなたへの「王手」である
まずは意識の転換についてです。
尊敬できる人がいない、ということを外部の環境のせいにする人もいるかもしれません。
多くの人は「手本がないから成長できない」と嘆き、環境のせいにします。
しかし、それは「自分の成長の主導権を他人にアウトソーシングしている」甘えに過ぎません。
特に会社に尊敬できる人がいないと嘆くことはあってはならないと考えています。
「会社は学校ではない」という冷徹な事実に立ち返りましょう。
会社は学校のように人を育てる場所ではありません、各々が目的のために実力を発揮し、
会社に貢献するための場所です。
そんな場所に尊敬できる人がいないというのは困ったことのように聞こえるかもしれませんが、
逆にいうとそれはチャンスだと私は考えます。
尊敬できる人がいない環境は、あなたが誰にも邪魔されず、
その組織の「理想のスタンダード」を独占的に定義できるボーナスタイムなのです。
「反射」で光るのをやめ、「自ら発光」する恒星になれ
今いる環境に尊敬できる人がいない場合は自分が尊敬できるような、尊敬されるような人になることを目指してみましょう。
そのためには、自分で自分を尊敬できるようになる必要があります。
ここではそれを自己信頼と読んで解説していきます。
自己信頼には2つのモードがあります。
- 反射モード(月):素晴らしい上司や環境に照らされて、自分も輝く状態。環境が暗くなれば、自分も消えてしまう。
- 自力発光モード(恒星):周囲の状態に関係なく、自分の内なる規範(基準)で燃え続ける状態。
「尊敬できる人がいない」と不満を抱くのは、あなたが「月」になろうとしているからです。
ちなみにこれまでの私は無意識のうちに反射モードを選択していました。
周囲の環境に合わせて適応し、尊敬できる人が現れたら頑張ってその人についていく、
それが当たり前だと思っていました。
ですが、市場価値がバグるほど高い人は、周囲が暗闇であればあるほど、
自らの高い基準で光を放ち、結果として周囲を照らす「恒星」です。
他人を燃料にするのをやめ、自分の意志をエネルギー源にする「自家発電」へOSを切り替えてください。
ロールモデルは「生成」するもの
そもそも、理想の人や尊敬できる人は人それぞれ異なるものです。
当たり前と言われればそれまでなのですが、自分のロールモデルになるような人はそれぞれ異なります。
特定の誰かを完コピしようとするから「理想の人がいない」という結論に陥ります。
現代的な賢明さは、複数の要素をマッシュアップして「仮想のロールモデル」を自分の中に作り上げることです。
そのためにまずは周囲の人たちの尊敬できる部分や、インプットした内容を精査してみましょう。
- Aさんの「数値への執着」
- 過去に読んだ本の著者の「哲学」
- AIが提示する「理想のマネジメント像」
これらを脳内で合成し、自分だけの「北極星」を生成してください。
現実の会社に実在する必要はありません。
その「脳内の理想」と今の自分とのギャップを埋めることにだけ、全リソースを割くのです。
周囲の「無能さ」を、最高の「負のデータセット」として活用する
ですが、今の周囲に尊敬できる人がいない、それどころか人として尊敬できないような人ばかりという方もいらっしゃると思います。
そんな時は、データ収集の場にしてしまいましょう。
尊敬できない上司や同僚の言動は、あなたにとって「こうなったら市場価値が下がる」という生々しい失敗データの宝庫です。
単に「嫌だ」と感情で反応するのではなく、
「なぜこの発言はチームの士気を下げるのか?」
「この意思決定のどこにバイアスがかかっているのか?」と、研究者のように分析してください。
彼らは、あなたが将来「本物のリーダー」になった時に同じ地雷を踏まないための「地雷の埋まっている場所」を身をもって教えてくれているのです。
まとめ:あなたが、その場所の「光」の正体になれ
これまでの人生は誰か光り輝いている人に道導をしてもらっていたかもしれません。
私もその1人です。
ですが、今日をきっかけに誰かに導いてもらうことを期待する子供のキャリアは卒業しましょう。
誰も進むべき道を示してくれないなら、自分で道を作っていくのです。
私たちが踏み出したその一歩が、一歩の勇気がのちに続くものたちの道になります。
尊敬できる人がいない場所で、それでもなお気高く、淡々と120%の結果を出し続ける。
そんな孤独な姿にこそ自分自身は尊敬し、周囲の人からの尊敬も得られるのではないでしょうか。
