自己信頼の回復、最近の私はこればかり考えています。
これまでの私は周囲の人にいい人と思われるために、
他の人の目に映る自分をベースにして行動してきました。
学生の頃は友人関係しかほとんどなかったのでそれでもかなり楽しむことはできましたが、
社会人になるとそうはいきません。
社会で求められることはいい人ではなく、成果を出せる人です。
極論、人柄はあまり良くなくても成果を出していれば一定のラインまでは会社として評価してくれるでしょう。
私はそんなことにずっと気づかず、社会に出てもいい人を演じ続けてきました。
その結果が今、私を焦らせています。
それが、自分が望む結果がなく、自分への信頼を当に失っていることです。
「自分を裏切る」という、目に見えない損失
周囲の人からいい人と思われるためには自分の考えを否定してでも周囲に合わせる必要があります。
それは、日常の些細なことでもそうです。
そして、日常の些細なことから自分の約束よりも周囲を優先することで自分との約束を破ってしまいます。
私たちは他人との約束を破ることには敏感ですが、自分との約束を破ることには驚くほど無頓着です。
「今日は疲れたから」「なんとなく気分が乗らないから」……。
周囲に気を使いすぎることで自分のために使うエネルギーが枯渇し、
些細な理由で予定をキャンセルするたびに、あなたは自分という銀行から「信用」を一点ずつ引き出しています。
他人との約束を破れば謝罪で済みますが、
自分との約束を破った時、あなたの「自己信頼」は静かに、しかし確実に壊死していきます。
私は、自分を信じられない人間が、他人の期待に応えたり、市場で高い価値を証明したりすることなど不可能だと思っています。
感情は「天気」であり、行動は「インフラ」である
自分との約束、自己信頼感を回復するためには自分との約束を守る必要があります。
勉強や副業、一度はやると決めたことも気分に振り回せれていては継続なんてできませんし、
継続できなければ、「三日坊主」という罪悪感だけが残り、また自己信頼を失うだけに過ぎません。
プロフェッショナルの仕事とは、公共インフラのようなものであるべきです。
晴れの日も、記録的な豪雨の日も、蛇口をひねれば当たり前のように水が出る。
水道局の職員が「今日は失恋してやる気が出ないから、断水します」と言ったら、それはプロではありません。
あなたの行動も、気分(天気)に左右される「イベント」にしてはいけないのです。
感情をインフラから切り離してください。
「やる気があるからやる」のではなく、「やる時間だからやる」。
この切り替えこそが、あなたを「自分を裏切るアマチュア」から「完遂するプロ」へと変える唯一の境界線です。
そして感情を殺して淡々と動くことが自己信頼を回復することにつながっていくと感じています。
「淡々と動く」ことで、脳の計算コストをゼロにする
行動をするかどうか、という部分にも感情を持ち込んではいけません。
これは副業や勉強に限らず、本業でも同じだと思っています。
「今からやろうか、どうしようか」と悩む行為は、
パソコンで言えば背後で重い処理(バックグラウンドプロセス)が走り続けている状態です。
この「葛藤」こそが最も脳のメモリを消費し、あなたを疲弊させます。
感情を殺して「淡々と動く」とは、この計算コストをゼロにすることです。
感情をインターフェースから切り離し、決まった時間に、決まった場所で、決まった入力をする。
「無心」とは、脳のメモリを100%「実行」だけに割り当てた、最も処理効率の高い状態を指すのです。
「プロフェッショナルの無機質さ」
ちなみに感情を殺して淡々と行動することは転職市場にも有利に働いてくると思います。
転職市場で爆速で年収を上げる人は、実は「常に燃えている情熱家」ではありません。
むしろ、雨の日も風の日も、体調が優れない日であっても、常に一定以上のクオリティのアウトプットを出し続ける「良い意味で機械のような人」です。
感情を殺すということはあくまで自分が行う行動に対して指すだけであり
周囲の人と接する際に感情を殺せと言っているわけではありません。
ですが「熱い想い」や感情は、行動を止める言い訳や、自分への甘えに転用されやすいのです。
しかし「規律」は裏切りません。
プロフェッショナルは「熱意」ではなく「ルーティンの精度」で自分を定義し、その安定感こそがクライアントや市場からの絶大な信頼へと繋がるのです。
自分を裏切らないための「感情のデリート(削除)」3ステップ
では、実際に感情を殺して行動を自動化していく3ステップについて解説していきます。
1.「着手」を儀式化する
新たにやろうと決めた行動を継続するにはやはりモチベーションに左右されてしまいます。
従って、新しいルーティンは今やっているルーティンにくっつけてしまうことをお勧めします。
コーヒーを淹れる、部屋着に着替える、など特定の動作とセットにすることでそれらをトリガーとし、自動で行動を開始する仕組みを作ってしまいましょう。
感情が入る余地をシャットアウトし、スイッチを脳に覚え込ませるのです。
2.結果を評価せず、実行を記録する
「結果」は私たちの手に負えないものが作用することが多いです。
周囲からの評価や、点数など、自分の手に負えない要素を継続に持ち込んでしまうと
長続きしません。
大切なことはアウトプットの質が良くても悪くても「決めたことをやった」という事実のみを100点とすることです。
そもそもアウトプットの質がいいのか悪いのかについては自分で分かることではありません。
自分の中で100点のつもりでも周囲からすれば50点の可能性もありますし、
逆もまた然りです。
その結果に対して左右されるのではなく、自分の行動の実行部分を大切にしてください。
3.不快感を受け入れいる
やりたくない、めんどくさいという負の感情を脳のバグとして客観視してしまいましょう。
もし可能ならその感情にラベルをはって、頭の中で整理することもおすすめです。
ここで大切なことは自分の感情を客観視することで、半強制的に感情から自分の意思を切り離して考えることができ、
自分の行動を走らせる方向にエネルギーを持っていくことができる点です。
負の感情にエネルギーを奪われている時間はとてももったいないです、
さっさとそんな感情は頭の中から切り離してしまいましょう。
まとめ:鋼の自己信頼は「退屈な反復」の先にある
自分がどれだけ自分を信じられるんかについては、
強固な、それでいて退屈な反復作業の先にあります。
自分を信じられるようになる唯一の方法は自分の「気分」を完全に無視して、
「行動」で自分に証明し続けるだけです。
何かを続ける時にやる気なんて探す必要はありません。
ただ無心で歩き続けた先に自己信頼が芽生えるのです。
