心理的安全性の高い会社の見極め方とは?現役エージェントが教える面接での逆質問と3つのチェックポイント

「心理的安全」という単語を耳にしたことがある方も多いと思います。

行動経済学において、研究されているワードではありますが

すでにさまざまな企業で心理的安全性を高めることの重要性が説かれています。

特に行動経済学の中ではこの四半世紀の中で最も重要な発見とも言われています。

「心理的安全」が高い組織とは、組織の中で誰もが「自分の意見を言っても大丈夫」と思えるような状態であり、

逆に心理的安全がない職場では意見やアイデアが出なくなり、

問題や解決策も提示できず、やがて組織は衰退していくことでしょう。

私も高圧的な上司がいる組織にいた頃は同じような経験をしたことがあります。

私に対してももちろんですが、その他のメンバーに対しても高圧的に接するため、

その人と誰かが話しているだけで周囲の空気がピリついてしまうのです。

これでは心理的安全が担保されておらず、組織の面で見ても問題だと思います。

実際、転職活動をされている方の中にも、

「心理的安全」と直接的には言わずともこれが原因で転職している方もいらっしゃいます。

今回はそんな心理的安全について解説していきます。

「上司が怖い」の正体:脳が「防御」に100%占拠される

心理的安全がない、あるいは特定の上司が怖い、という状態になってしまうと

その人そのものがストレスになり、ゆくゆくは組織・会社がストレスの原因となります。

その人が視界に入る、あるいはチャットの通知が届くだけで心拍数が上がり、

思考が真っ白になってしまう、経験をしたことはありませんか?

これは脳の扁桃体(本能)が生命の危機と誤認し、

論理的思考を司る「前頭前野」への電源を遮断している状態です。

心理的安全性が低い職場では、「損失回避(怒られるのを避ける)」ことを「利益追求」よりも優先してしまいます。

それにより、私たちの創造性や自律性を物理的に停止されている状態なのです。

心理的安全性の誤解:それは「優しさ」ではなく「高効率の追求」

ここで重要なポイントですが、心理的安全性が高い=仲良しこよし というわけではありません。

心理的安全性が高いことは、「何を言っても怒られない」ことではなく、

「リスクをとった発言や行動が、対人関係において報復されないと確信できる」状態を指しています。

特に若手社員の場合は心理的安全性が低いとミスを隠蔽したり、

私のように上司の顔色を窺うコスト(脳のメモリ浪費)が発生してしまうため、

心理的安全性を高めることで上記を0に近づけられることが、目的なのです。

つまり、組織運営にあたって、最大限の成果をより効率よく発揮するための手段として

心理的安全性の向上が図られるべきなのです。

エージェントが教える「心理的安全性が高い組織」の見分け方

では実際に転職エージェントの視点で「心理的安全性が高い組織」の見分けかたについて解説していきます。

特に求人票だけの内容や、面接での表面的な言葉に騙されないためのチェックポイントとして活用ください。

求人票や面接の「表面的な言葉」に騙されないための、プロのチェックポイント。

1.「失敗の扱い」を具体的に聞く

「最近あったチームの失敗と、それをどう共有・改善したのでしょうか?」

と面接の場で逆質問をすることが一つです。

答えが曖昧だったり、「誰の責任か」に終始したりする組織は安全性がゼロに近いことでしょう。

2.面接官同士の空気を観察する

複数の面接官がいる場合はその人たちの空気感を観察してみましょう。

面接の場ですので、面接官も対外的な接しかたをしていますが細かい箇所で見受けられるはずです。

部下が上司をさりげなくフォローしたり、意見を戦わせたりしているか、

上下関係が固定された「静かな面接」は恐怖による統治が行われているサインかもしれません。

3.「カジュアル面談」での情報開示

企業によっては選考前のカジュアル面談も実施が可能です。

もし可能であれば、その際にいい面だけでなく

今の組織の課題についてもヒアリングしてみてください。

この課題官を率直に話をしてくれる会社は情報を開示しても攻撃されにくいという安全性が担保されている一つの指標にもなりえます。

今の環境で「自分の安全域」を確保するための暫定処置

それでも今すぐに転職できないという方もいらっしゃると思います。

そのような場合は下記の2つをお勧めします。

  • 「if-thenプランニング」での自動化:「上司に怒鳴られたら、心の中で『あ、またパッチが当たってないレガシーな怒りが出たな』とカウントする」といった、反応を自動化して脳の負荷を下げる。
  • 社外に「評価軸」を分散させる:会社という単一サーバーに自分を依存させず、副業やコミュニティといった「外部のバックアップ」を持つことで、心理的なダメージを軽減する。

上司から言われたことを自分のまま受け止めてしまうと、疲弊するだけです。

自分を心の中で客観的に見る、あるいは社会的に客観的な立場を用意する、ということで

心理的なダメージを軽減できると思います。

まとめ:あなたの「才能」を、誰かの機嫌のために消費するな

心理的安全がない職場では、自分の思うようなパフォーマンスを発揮できません。

心理的安全を低下させているダメ上司のせいであなたの才能を無駄にしてはいけません。

高圧的な環境でパフォーマンスが出ないのは、あなたが無能だからではなく、

その環境で生き延びることだけに脳のリソースが裂かれてしまっているからです。

自分の価値を向上させるために自分で行動をする、

上司のいうことは気に留めずに反発することも一つの手法だと思います。

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